* KoToEncoder を利用して配信する場合 [#t7441e77] KoToEncoder (KTE) は http://kte.cavelis.net/ にて開発・配布されているWME互換の配信に特化したエンコーダーです。&br; WMEと比べて下記の特徴があります。 - 負荷が軽い - プッシュ接続開始時(エンコード開始時)のフリーズ現象がなく、接続が早い - 音が消えるバグが発生しない - WindowsXP未満のOS(Windows2000など)では使用できない ** 必要スペックについて [#o6e17aa5] - ''KTEを利用した配信の際に必要なスペック'' -- ''OS:'' WindowsXP, WindowsVista, Windows7 -- ''CPU:'' Celeron (Dualcore) 2GHz 以上 -- ''メインメモリ:'' 1GB 以上 -- ''グラフィックボード:'' GeForce7600/8400/9400M/GT220 以上, VRAM128MB 以上 #hr #contents ** SCFH DSF のインストール [#q8f45e4b] ''1.'' SCFH DSF をダウンロードします。 - ''SCFH DSF'' -- ''[[SCFH DSF>http://mosax.sakura.ne.jp/fswiki.cgi?action=ATTACH&page=SCFH+DSF&file=SCFHDSF041%2Ezip]]''(32/64bit) ''2.'' ダウンロードした SCFHDSF041.zip を解凍します。 ''3.'' 解凍したフォルダにある ''install.bat'' (無い場合は ''install'') を実行します。&br; ※64bit環境では ''install64.bat'' (無い場合は ''install64'') を実行してください。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live4.png) ''4.'' 下記のようなダイアログが表示されたらインストール成功です。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live25.png) 何も表示されない場合や、エラーと表示される場合は、右クリックして「''管理者として実行''」をお試し下さい。&br; &br; それでも何も表示されない場合や、エラーと表示される場合は ''Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ のインストール''((SCFH DSFが正常にインストールできた場合は不要です。)) を行ってから、再度SCFH DSFのインストールを行ってください。 - ''Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ'' -- ''[[Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (32bit版)>http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=9b2da534-3e03-4391-8a4d-074b9f2bc1bf]]'' 【通常はこちら】 -- [[Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ>http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=BA9257CA-337F-4B40-8C14-157CFDFFEE4E]] (64bit版) ** KTEのインストールと起動 [#j3fb5cba] ''1.'' KoToEncoder (KTE) をダウンロードします。 - ''KoToEncoder (KTE)'' -- ''[[KoToEncoder (KTE) v20100604 (32bit版)>http://kukulu.erinn.biz/live/files/KTE32_20100604.ZIP]]'' 【通常はこちら】 -- [[KoToEncoder (KTE) v20100604 (64bit版)>http://kukulu.erinn.biz/live/files/KTE64_20100604.zip]] ''2.'' ダウンロードした ''KTE**_********.ZIP'' を解凍してください。&br; ''3.'' 中にある ''KTE.exe'' を起動します。&br; ** KTEの設定 [#fb306f3c] *** ビデオ入力の設定 [#j12ca0de] ''1.'' 入力 タブの ''ビデオキャプチャデバイス'' を「''SCFH DSF''」に設定します。右側の「''構成''」ボタンをクリックします。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live5kte.png) ''2.'' 配信画面の ''横幅(Width)''、''縦幅(Height)''、''FPS(Framerate)'' を入力して「''OK''」ボタンをクリックします。&br; ここでの設定が配信の画面サイズになります。&br; はじめての場合は ''Width'' に「''800''」、''Height'' に「''600''」、''Framerate'' に「''12''」と入力してください。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live6.png) 「''適用''」ボタンをクリックして「''OK''」ボタンを押して閉じます。&br; ''3.'' ビデオキャプチャデバイスの設定 の「''幅''」、「''高さ''」、「''フレームレート''」もSCFH DSFの構成設定で設定した値に合わせて「''適用''」ボタンをクリックします。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live7kte.png) #hr &aname(sizeopt){''【画面サイズについて】''}; &br; kukuluLIVEでは下記の画面サイズを使用できます。 - ''通常(4:3)モード: 800 × 600'' (推奨) - ワイド(15:9)モード: 800 × 480 - ワイド+(16.2:9)モード: 864 × 480 - スクエア(1:1)モード: 700 × 700 *** サウンド入力の設定 [#z0889fe5] ''1.'' ''オーディオキャプチャデバイス'' をメインに使用しているオーディオデバイスに設定します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live8kte.png) ''2.'' Windows側を設定して、マイクやマビノギの音が入力されるように変更します。&br; - ''[[Windows2000, WindowsXPの場合>サウンド入力の設定(KTE)#u150db5a]]'' - ''[[WindowsVista, Windows7の場合>サウンド入力の設定(KTE)#f3100a77]]'' ''2.'' オーディオフォーマットを「''44100Hz 16bit 2ch''」に設定します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live9kte.png) *** 圧縮の設定 [#u7f80e7f] ''1.'' 圧縮 タブの ''ビデオエンコーダー'' から「''Windows Media Video 9 Advanced Profile''」を選択します。&br; ''2.'' それ以下の設定を下記のように設定します。 - ''ビデオビットレート'' を「''300''」Kbpsに設定します。 - ''フレームレート'' を「''12''」枚数/秒に設定します。 - ''ビデオの滑らかさ'' を「''0''」に設定します。 - ''バッファサイズの時間'' を 「''2''」秒にします。 - ''サイズの変更'' を「''自動(入力サイズと同じ)''」に設定します。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live16kte.png) ''3.'' ''オーディオエンコーダー'' は「''Windows Media Audio 9''」を選択します。&br; ''4.'' ''オーディオビットレート'' を「''48''」Kbpsに設定します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live3kte.png) #hr &aname(compressopt){''【圧縮設定について】''}; &br; 圧縮設定は上記解説以外の値に変更することもできますが、必ず指定の範囲内におさめてください。&br; あまりにも推奨値を逸脱した設定を行うと、サーバに負担を与えます。&br; - 「オーディオ形式」: 高いと音質が向上します。48k~64k bpsに設定していれば十分です。(推奨:48kbps, 44kHz) - 「フレームレート」: 10~15 fpsに設定してください。(推奨:12) - 「ビデオビットレート」: 高いと画質が上がりますが、帯域を消費します。270K~340K bpsの間で設定してください。(推奨:300K) - 「バッファサイズの時間」: 高いと視聴者が安定しますがタイムラグが長くなり、視聴開始までの待ち時間が長くなります。「既定値を使用」をオンにしてください。 - 「ビデオの滑らかさ」: 高いと激しく画質が向上しますが配信者PCへの負荷が大きくなります。重い場合は0に設定してください。(推奨:0) サーバ側チェックにより、下記の設定値の範囲を逸脱すると、放送を開始することができなくなります。(エラーが表示されます。) - フレームレート: 5 ~ 20 fps - オーディオビットレート: 20 ~ 70 Kbps - ビデオビットレート: 100 ~ 400 Kbps - 合計ビットレート: ~ 470 Kbps *** 出力の設定 [#yd8c16ac] ''1.'' 出力 タブの 出力先一覧 の「''ブロードキャスト''」、「''ファイルアーカイブ''」を' 'オフ'' に、「''パブリッシュポイント''」を ''オン'' にします。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live34kte.png) ''2.'' 「''プッシュ1''」を選択します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live35kte.png) ''3.'' 「''このサーバー出力を有効にする''」を ''オン'' にします。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live36kte.png) ''4.'' 既にkukuluLIVEの放送枠を取得している場合は ''サーバー名と公開ポイント'' に入力します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live37kte.png) *** 設定の保存と読み込み [#xa0f25bf] メニューの ''ファイル'' から「''名前を付けて保存''」しておくことで、次回放送時にKTEの設定を復元できます。&br; 設定を保存しておけば、放送枠のアドレスを入力するだけで放送を開始できます。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live21kte.png) 保存した設定を読み込むには、KTE起動してからメニューの ''ファイル'' から「''開く''」をクリックして設定ファイルを選択します。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live22kte.png) ** SCFH DSF の設定 [#a3b3831d] ''1.'' KTEを起動した状態で ''SCFH.exe'' を起動し、''KTE.exe'' を選択して「''OK''」ボタンをクリックします。 #ref(http://mari.kukulu.erinn.biz/img/live18kte.png) ''2.'' ''Resize Method'' を「''Software (Bilinear)''」に設定して「''Apply''」ボタンをクリックします。 #ref(http://mari.kukulu.erinn.biz/img/live19.png) ''3.'' 「''Keep Aspect Ratio''」(画面の比率を維持) を ''オフ'' 「''Enable Enlargement''」(画面の拡大縮小を使用)を ''オン'' に設定して「''Apply''」ボタンをクリックします。 #hr 以上で放送の設定は完了です。一度以上の設定を終わらせておくと、 毎回の放送時は KTEの設定ファイルを開き、SCFH DSFを起動して、下記設定を行うだけで放送を開始できます。 *** 放送画面の領域設定 [#p94d95e3] ここで設定した領域がそのまま配信で放送される画面になります。&br; 「''Drag here''」をクリックしたままドラッグし、マビノギのウィンドウでクリックを離します。&br; この方法で、放送中でもいつでも撮影領域を変更できます。&br; #ref(http://mari.kukulu.erinn.biz/img/live30.png) ** KTEからプッシュ接続 [#idd511c0] 放送枠のアドレスは毎回変わりますので、放送枠を取得後に毎回KTEに入力する必要があります。 ''1.'' 出力 タブの「''パブリッシュポイント''」の「''プッシュ1''」を選択します。 #ref(http://mari.kukulu.erinn.biz/img/live31kte.png) ''2.'' ''サーバ名と公開ポイント'' に「''http://放送枠のアドレス/''」と入力します。 #ref(http://mari.kukulu.erinn.biz/img/live32kte.png) ''3.'' ''エンコードの開始'' ボタンをクリックするとプッシュ接続をはじめます。&br; #ref(http://mari.kukulu.erinn.biz/img/live33kte.png)