* 「kukuluLIVE かんたんセットアップ」を利用して配信する場合 [#ga20aef8]

kukuluLIVE は KoToEncoder (KTE) での配信に 2010/09/10 に正式対応しました。&br;
KTE は http://kte.cavelis.net/ (cavelisさま) にて開発・配布されているWME互換の配信に特化した大変素晴らしいエンコーダーです。&br;

- ''KTEの特徴''
-- 負荷がとても軽いです。
-- プッシュ接続開始時(エンコード開始時)のフリーズ現象がなく、接続が早いです。
-- 音が消えるバグが発生しません。(消える場合は[[パッチ>http://support.microsoft.com/kb/945170/ja]]を適用すると改善します。)
-- WindowsXP未満のOS(Windows2000など)では使用できません。
-- 設定がとても簡単です。

- ''KTEを利用した配信の際に必要なスペック''
-- ''OS:'' WindowsXP, WindowsVista, Windows7
-- ''CPU:'' Celeron (Dualcore) 2GHz 以上
-- ''メインメモリ:'' 1GB 以上
-- ''グラフィックボード:'' GeForce7600/8400/9400M/GT220 以上, VRAM128MB 以上

- ''知っておくと得すること''
-- [[KTEで音がボビる場合の対処法>トラブルの対処法とテクニック#i6fb8ada]]
-- [[KTEをもっと軽くする方法>http://kte.cavelis.net/wiki/index.php?%A4%E8%A4%AF%A4%A2%A4%EB%BC%C1%CC%E4#s20181c6]]

#hr

#contents

** SCFH DSF のインストール [#v3082b09]

''1.'' SCFH DSF をダウンロードします。

- ''SCFH DSF''
-- ''[[SCFH DSF>http://mosax.sakura.ne.jp/fswiki.cgi?action=ATTACH&page=SCFH+DSF&file=SCFHDSF041%2Ezip]]''(32/64bit)

''2.'' ダウンロードした SCFHDSF041.zip を解凍します。


''3.'' 解凍したフォルダにある ''install.bat'' (無い場合は ''install'') を実行します。&br;
※64bit環境では ''install64.bat'' (無い場合は ''install64'') を実行してください。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live4.png)

''4.'' 下記のようなダイアログが表示されたらインストール成功です。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live25.png)

何も表示されない場合や、エラーと表示される場合は、右クリックして「''管理者として実行''」をお試し下さい。&br;
&br;
それでも何も表示されない場合や、エラーと表示される場合は ''Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ のインストール''((SCFH DSFが正常にインストールできた場合は不要です。)) を行ってから、再度SCFH DSFのインストールを行ってください。

- ''Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ''
-- ''[[Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (32bit版)>http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=9b2da534-3e03-4391-8a4d-074b9f2bc1bf]]'' 【通常はこちら】 
-- [[Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ>http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=BA9257CA-337F-4B40-8C14-157CFDFFEE4E]] (64bit版)

** KTEのインストールと起動 [#nbc80595]

''1.'' KoToEncoder (KTE) をダウンロードします。

- ''KoToEncoder (KTE)''((当サーバでファイルをミラーさせて頂いています。))
-- ''[[KoToEncoder (KTE) v20100604 (32bit版)>http://mirror.aquapal.net/KTE32_20100604.ZIP]]'' 【通常はこちら】 
-- [[KoToEncoder (KTE) v20100604 (64bit版)>http://mirror.aquapal.net/KTE64_20100604.zip]]

''2.'' ダウンロードした ''KTE**_********.ZIP'' を解凍してください。&br;
''3.'' 中にある ''KTE.exe'' を起動します。&br;

 「指定されたモジュールが見つかりません」というエラーは、SCFH DSFが見つからないことを示すエラーです。
 SCFH DSFが正しくインストールできていないか、インストール後に移動してしまった場合に表示されます。
 再度 SCFH DSFのインストールをやり直してからKTEを起動してください。

** KTEの設定 [#o3f217bc]

*** ビデオ入力の設定 [#b55a8f92]

''1.'' 入力 タブの ''ビデオキャプチャデバイス'' を「''SCFH DSF''」に設定します。右側の「''構成''」ボタンをクリックします。&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live5kte.png)

''2.'' 配信画面の ''横幅(Width)''、''縦幅(Height)''、''FPS(Framerate)'' を入力して「''OK''」ボタンをクリックします。&br;
ここでの設定が配信の画面サイズになります。&br;
はじめての場合は ''Width'' に「''800''」、''Height'' に「''600''」、''Framerate'' に「''12''」と入力してください。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live6.png)

「''適用''」ボタンをクリックして「''OK''」ボタンを押して閉じます。&br;

''3.'' ビデオキャプチャデバイスの設定 の「''幅''」、「''高さ''」、「''フレームレート''」もSCFH DSFの構成設定で設定した値に合わせて「''適用''」ボタンをクリックします。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live7kte.png)

#hr
&aname(sizeopt){''【画面サイズについて】''}; &br;
kukuluLIVEでは下記の画面サイズを使用できます。

- ''通常(4:3)モード: 800 × 600'' (推奨) 
- ワイド(15:9)モード: 800 × 480
- ワイド+(16.2:9)モード: 864 × 480 

*** サウンド入力の設定 [#c2dbb82e]

''1.'' Windows側を設定して、マイクやマビノギの音が入力されるように変更します。&br;

- ''[[サウンド設定]]'' (OSやデバイスごとに設定が異なります)

''2.'' ''オーディオキャプチャデバイス'' をメインに使用しているオーディオデバイスに設定します。&br;
(上記のサウンド設定ページの下部の「エンコーダーからの指定」に従ってください)&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live8kte.png)

''3.'' オーディオフォーマットを「''44100Hz 16bit 2ch''」に設定します。&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live9kte.png)

*** 圧縮の設定 [#ie591111]

''1.'' 圧縮 タブの ''ビデオエンコーダー'' から「''Windows Media Video 9 Advanced Profile''」を選択します。&br;

''2.'' それ以下の設定を下記のように設定します。 
- ''ビデオビットレート'' を「''300''」Kbpsに設定します。
- ''フレームレート'' を「''12''」枚数/秒に設定します。
- ''ビデオの滑らかさ'' を「''0''」に設定します。
- ''バッファサイズの時間'' を 「''2''」秒にします。
- ''サイズの変更'' を「''自動(入力サイズと同じ)''」に設定します。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live16kte.png)

''3.'' ''オーディオエンコーダー'' は「''Windows Media Audio 9''」を選択します。&br;

''4.'' ''オーディオビットレート'' を「''48''」Kbpsに設定します。&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live3kte.png)

#hr
&aname(compressopt){''【圧縮設定について】''}; &br;
圧縮設定は上記解説以外の値に変更することもできますが、必ず指定の範囲内におさめてください。&br;
あまりにも推奨値を逸脱した設定を行うと、サーバに負担を与えます。&br;
- 「オーディオ形式」: 高いと音質が向上します。48k~64k bpsに設定していれば十分です。(推奨:48kbps, 44kHz)  
- 「フレームレート」: 10~15 fpsに設定してください。(推奨:12) 
- 「ビデオビットレート」: 高いと画質が上がりますが、帯域を消費します。270K~340K bpsの間で設定してください。(推奨:300K) 
- 「バッファサイズの時間」: 高いと視聴者が安定しますがタイムラグが長くなり、視聴開始までの待ち時間が長くなります。「既定値を使用」をオンにしてください。 
- 「ビデオの滑らかさ」: 高いと激しく画質が向上しますが配信者PCへの負荷が大きくなります。重い場合は0に設定してください。(推奨:0) 

サーバ側チェックにより、下記の設定値の範囲を逸脱すると、放送を開始することができなくなります。(エラーが表示されます。)
- フレームレート: 5 ~ 20 fps
- オーディオビットレート: 20 ~ 70 Kbps
- ビデオビットレート: 100 ~ 400 Kbps
- 合計ビットレート: ~ 470 Kbps

*** 出力の設定 [#fd64e743]

''1.'' 出力 タブの 出力先一覧 の「''ブロードキャスト''」、「''ファイルアーカイブ''」を' 'オフ'' に、「''パブリッシュポイント''」を ''オン'' にします。&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live34kte.png)

''2.'' 「''プッシュ1''」を選択します。&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live35kte.png)

''3.'' 「''このサーバー出力を有効にする''」を ''オン'' にします。&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live36kte.png)

''4.'' 既にkukuluLIVEの放送枠を取得している場合は ''サーバー名と公開ポイント'' に入力します。&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live37kte.png)

*** 設定の保存と読み込み [#r09d7795]

メニューの ''ファイル'' から「''名前を付けて保存''」しておくことで、次回放送時にKTEの設定を復元できます。&br;
設定を保存しておけば、放送枠のアドレスを入力するだけで放送を開始できます。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live21kte.png)

保存した設定を読み込むには、KTE起動してからメニューの ''ファイル'' から「''開く''」をクリックして設定ファイルを選択します。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live22kte.png)

** SCFH DSF の設定 [#xbf634f7]

''1.'' KTEを起動した状態で ''SCFH.exe'' を起動し、''KTE.exe'' を選択して「''OK''」ボタンをクリックします。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live18kte.png)

''2.'' ''Resize Method'' を「''Software (Bilinear)''」に設定して「''Apply''」ボタンをクリックします。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live19.png)

''3.'' 「''Keep Aspect Ratio''」(画面の比率を維持) を ''オフ'' 「''Enable Enlargement''」(画面の拡大縮小を使用)を ''オン'' に設定して「''Apply''」ボタンをクリックします。

#hr
 以上で放送の設定は完了です。一度以上の設定を終わらせておくと、
 毎回の放送時は KTEの設定ファイルを開き、SCFH DSFを起動して、下記設定を行うだけで放送を開始できます。

*** 放送画面の領域設定 [#z51e63f0]

ここで設定した領域がそのまま配信で放送される画面になります。&br;
「''Drag here''」をクリックしたままドラッグし、マビノギのウィンドウでクリックを離します。&br;
この方法で、放送中でもいつでも撮影領域を変更できます。&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live30.png)

** KTEからプッシュ接続 [#fe10984f]

''1.'' 出力 タブの「''パブリッシュポイント''」の「''プッシュ1''」を選択します。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live31kte.png)

''2.'' ''サーバ名と公開ポイント'' に「''放送枠のアドレス''」を入力します。

 放送枠のアドレスは「毎回変わります」ので、放送枠を取得後に毎回KTEに入力する必要があります。

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live32kte2.png)

''3.'' ''エンコードの開始'' ボタンをクリックするとプッシュ接続をはじめます。&br;

#ref(http://file.erinn.biz/kukulu.erinn.biz/img/live33kte.png)

 プッシュ接続ができない場合は、設定を保存して一旦KTEを再起動してから再度起動して接続してみてください。


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