まいゆきの生活・中学編(全年齢版)  
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  • ある事情からマンションの同じ部屋で雪美と二人暮らしをすることになった舞。
    もちろん通う学校も同じで、舞はクラスメイトからよく「雪美ちゃんと付き合ってるの~?」とか「それってもう同棲だよね~」
    なんてからかわれたりもする。それを舞は苦笑いして濁しはするがはっきりと否定はしない。
    だって……舞と雪美は事実……交際している……から……


    春にしては暑かった日の放課後、舞と雪美は委員会の仕事で資料室の整理をしていた。
    担当の先生は二人を信頼し、その場を任せっきりにして職員室に行ってしまった。
    おそらくすぐ戻ってくることはないだろう……
    こういう時、大体ちょっかいを出すのは雪美の方から。
    背伸びをして棚を整理している舞の耳に息をフッとふきかける。
    「もーっ!雪美ちゃん!」
    そうやっていつもみたく顔を赤らめて怒ってくる、と雪美は思っていた。
    しかし今日の舞は違った。
    この日、舞は高ぶっていた。給食のすっぽん鍋の成分が舞の体質にどストライクだったのだろう。
    舞は帰ったらすぐにでも雪美とイチャイチャしようと思っていた。
    そこに二人きりというシチュ、校内という背徳感、雪美の方から手を出してきたから仕方ないという大義名分。
    もう舞を止めることはできなかった。
    「雪美ちゃん。」
    いつもと違う表情の舞に雪美は一瞬戸惑ったが、すぐに理解し、受け入れた。


  • 2024年09月09日 23時47分 (148)
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