* DMEC 導入方法 [#e27d01b9] kukuluLIVE DMEC (Dynamic Mirror Entry Client) は、あなたのインターネット回線を利用して放送をミラーし、視聴枠を増やすことができるソフトウェアです。&br; UPnPによる自動ポート開放機能を備えており、標準的な環境であればポートの開放設定を行うことなくミラーできます。&br; ミラーして頂くことで、kukuluLIVEサーバの負荷を軽減できます。&br; 更に、自分がミラーしている放送は満員であっても快適に視聴することができます。&br; ''ミラーして頂いているあいだは、1分ごとに自分への接続者数に応じてくくぽが溜まります。'' #hr #contents ** 音が消える [#b240ad04] 放送中にパソコンが重くなった場合などに、放送の音が消えてしまうことがあります。&br; WMEのサウンドボリューム表示は正常なため、視聴者からの指摘でしか検知することができません。&br; &br; - ''発生を防ぐには'': 設定でパソコンへの負荷を軽くしましょう ⇒ ''[[【軽くするための設定】>#l73e1229]]''&br; - ''発生した場合は'': ソースの切り替えをすることで復旧できます ⇒ ''[[【音が消えた時の対策】>配信をはじめるには#s711959d]]''&br; ** プッシュ接続ができない [#v2f641d5] プッシュ接続ができない場合は、放送枠管理ページから「放送枠の再設定」ボタンを押してください。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live1002.png); それでも接続できない場合は下記を確認してください。&br; - ''放送枠のアドレスが間違っている''&br; 放送枠のアドレスは毎回変わります。正しく設定してください ⇒ ''[[【WMEからプッシュ接続】>配信をはじめるには#q2b47853]]''&br; - ''IPが異なっている''&br; 放送枠管理ページで放送枠を取得したIPアドレスと、WMEからプッシュ接続しようとするIPアドレスは同じでなければなりません。&br; - ''接続が遮断されている''&br; ファイアウォールソフトで放送枠のアドレスの「:」(コロン)以降の数字のポートの通信が遮断されていないか確認してください。&br; - ''サーバ側で準備ができていない''&br; 放送枠を一度返上して再度取得しなおしてください。&br; ** プッシュ接続が頻繁に切れる [#e0369a1e] プッシュ接続が切れる原因には下記が挙げられます。&br; *** エンコードが間に合っていない [#b297cff9] スペック不足でエンコードが間に合わず、欠落フレームが増大するとそのうちプッシュ接続が切れてしまいます。&br; エンコードが間に合っているかは、WMEから確認できます。&br; &br; ''1.'' ''表示'' メニューから ''モニタパネル'' を開きます。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live3000.png); ''2.'' ''統計'' タブの ''ビデオ出力'' の ''最大fps'', ''現在のfps'', ''平均fps'', ''欠落したフレーム''を確認します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live3001.png); ''現在のfps'' が ''最大fps'' の半分も出ておらず、 ''欠落したフレーム'' が増え続けている場合はスペック不足です。&br; ''[[【軽くするための設定】>#l73e1229]]'' を行ってください。&br; *** 上り回線速度が足りていない、MTUが低すぎる [#ob1873ca] [[BNR スピードテスト>http://www.musen-lan.com/speed/]] などで上り(アップロード)の回線速度を調べて、100KB (0.8Mbps) 以上出ていない場合は回線速度が足りていません。&br; MTUを下げている場合は1000以上に戻してください。 [[RWINの調整>http://www.google.com/search?q=RWIN%E5%A4%89%E6%9B%B4&sourceid=ie7&rls=com.microsoft:en-US&ie=utf8&oe=utf8&rlz=1I7GGLL_ja]]などもお試しください。&br; *** 通信が安定していない [#wb57d3b6] 無線LANなどでは無通信時間が生じるため、タイムアウトすることがあります。&br; 有線LANに変えることができる場合は変更してください。&br; ** バッファ地獄になる [#s6dd3a5f] ''[[【プッシュ接続が頻繁に切れる】>#s9bd4aa1]]'' と同じ原因であることが多いです。&br; ** 配信映像がカクカクする [#z4563bed] ''[[【エンコードが間に合っていない】>#q40559f6]]'' 可能性があります。&br; ''[[【軽くするための設定】>#l73e1229]]'' を行ってください。&br; ** 文字がつぶれて読めない [#r2ca4340] SCFH DSFの拡大縮小方法(Resize Method)の設定が間違っています。&br; ''[[【SCFH DSF の設定】>配信をはじめるには#k5fbacb6]]'' に従い、変更してください。&br; ** 画面が歪む、黒い縁ができる [#d7e497a2] 配信画面の比率と実際の撮影領域の比率があっていない場合、画面に黒いフチができたり、映像が歪みます。&br; *** 画面の上下と左右にできる黒いフチを消す [#a148cce0] 比率が正しいにもかかわらず画面の回りに黒いフチができてしまう場合は、拡大設定がオンになっていません。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live4002.png); SCFH DSFの「''Enable Enlargement''」(画面の拡大縮小を使用)を ''オン'' にしてください。&br; *** 画面の上下または左右にできる黒いフチを消す [#y3ac823e] 画面の比率を強制的に維持する設定 (アスペクト比固定) になっている場合、比率に合わなかった分は黒いフチになります。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live4000.png); SCFH DSFの「''Keep Aspect Ratio''」(画面の比率を維持)を ''オフ'' にしてください。&br; &br; これはアスペクト比固定設定を解除することで改善できますが、その分の歪みが生じます。&br; 画面の比率を正しく保つようにしてください。&br; *** 画面の歪みを補正する [#n9740d00] 画面の比率を強制的に維持しない設定 (アスペクト比固定しない) になっている場合、比率に合っていなくてもそのまま引き伸ばして表示します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live4001.png); SCFH DSFの「''Keep Aspect Ratio''」(画面の比率を維持)を ''オン'' にしてください。&br; &br; これはアスペクト比固定設定にすることで改善できますが、その分の黒いフチが表示されます。&br; 画面の比率を正しく保つようにしてください。&br; ** 軽くするための設定 [#o0355d08] 配信は設定次第で劇的に軽くなります。&br; 処理能力に余力を持たせることは、音が消える現象の回避にも繋がります。&br; |方法|画質|効果|h |[[【必須】WMEのパフォーマンス設定の変更>#a0553b0e]]|△ 低下します|◎ 劇的に軽くなります| |[[【オススメ】ビデオ圧縮のなめらかさ設定の変更>#nf813b77]]|△ 低下します|◎ 劇的に軽くなります| |[[ビデオビットレート設定の変更>#r192bfd2]]|○ 向上します|○ 軽くなります| |[[WMV7コーデックの使用>#na2d5409]]|△ 低下します|○ 軽くなります| *** WMEのパフォーマンス設定の変更 [#j53d62bd] ''1.'' WMEの ''ツール'' から「''オプション''」を開きます。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live2000.png); ''2.'' ''パフォーマンス'' タブを開き、「''既定値を使用する''」を ''オフ'' にして ''ブロードキャスト時'' のスライドバーを「''高性能''」(一番左)に合わせて「''OK''」ボタンをクリックします。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live2001.png); エンコードを簡略化するため画質が低下しますが、軽くなります。&br; *** ビデオ圧縮のなめらかさ設定の変更 [#xa0f3b46] ''[[【圧縮の設定】>配信をはじめるには#v7ad61e3]]'' の「''ビデオの滑らかさ''」を「''0''」に設定します。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live2002.png); 画質が滑らかではなくなり、文字が読みにくくなりますが軽くなります。&br; *** ビデオビットレート設定の変更 [#yaec55e5] ''[[【圧縮の設定】>配信をはじめるには#v7ad61e3]]'' の「''ビデオ ビットレート''」を「''340''」に設定します。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live2003.png); ビットレートを上げることで圧縮処理が省略されるため画質が上がって軽くなりますが、回線への負荷が大きくなります。&br; バッファ地獄になる場合は戻してください。&br; *** WMV7コーデックの使用 [#g416d263] ''[[【圧縮の設定】>配信をはじめるには#v7ad61e3]]'' の ''ビデオ'' の ''コーデック'' を「''Windows Media Video V7''」に設定します。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live2004.png); WMV9より軽いWMV7コーデックで圧縮されるため軽くなりますが、画質は低下します。&br; WMV9に比べ、動きに弱くなります。&br;