* Expression Encoder 4 を利用して配信する場合 [#c5718dde] kukuluLIVE は Microsoft Expression Encoder 4 での配信に 2010/09/03 に正式対応しました。&br; WMEの欠点を克服し、Expression Encoder 3 の至らない点も改善されているので、ある程度の知識がある方はこちらのエンコーダのほうが便利に使えます。おすすめです。&br; - ''Expression Encoder 4 を使うメリット'' -- (WMEと比べて) 高負荷時の音消えバグが発生しません。 -- (WMEと比べて) プッシュ接続の開始が高速なため、接続・再接続を迅速に行えます。 -- (WMEと比べて) 最大4CPUコアまでしか使えませんがこれは全てのCPUコアを使えます。 -- (Expression Encoder 3と比べて) 音量のブーストができるため、録音音量(マイク音)が小さくても補正できます。 -- (Expression Encoder 3と比べて) エンコード処理を詳細に設定できるため、CPU負荷を抑えられます。 #hr #contents ** ダウンロード [#hb767e20] Expression Encoder 4 は無償版が無料でダウンロードできます。&br; 配信目的であれば無償版で十分です。&br; - ''Microsoft Expression Encoder 4 (無償版)'' -- [[Microsoft Expression Encoder 4>http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=75402be0-c603-4998-a79c-becdd197aa79&displaylang=ja]] インストールには .NET Framework 4 が必要です。&br; - ''Microsoft .NET Framework 4 (スタンドアロンのインストーラー)'' -- [[Microsoft .NET Framework 4 (スタンドアロンのインストーラー)>http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=0A391ABD-25C1-4FC0-919F-B21F31AB88B7&displaylang=ja]] .NET Framework 4 のインストーラーは腐っていて、実行してから1時間近く待たないと最初の画面が表示されません。 紅茶でも飲んでお待ち下さい。 ** Expression Encoderの設定 [#f6ba9d0c] この解説はWMEの設定内容を元にして、Expression Encoderで行うべき設定について補足しています。 あらかじめWMEの設定方法についてお読み頂いた上で設定を行ってください。 *** ライブブロードキャストプロジェクトモードに移行 [#k78b6b31] Expression Encoder を起動し、「''ライブブロードキャストプロジェクト''」モードに移行します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live620.png); *** ライブソース タブ [#z28ba9be] ''1.'' 「プレビュー」ペインで「''ライブソースの追加''」をクリックします。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live621.png); ''2.'' 「''ライブ ソース1''」を押して「ビデオデバイス」を「''SCFH DSF''」に設定します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live622.png); ''3.'' 「''構成''」ボタンを押して「''キャプチャダイアログ''」を開きます。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live623.png); ''4.'' 配信画面のサイズとフレームレートを設定して、「''OK''」ボタンを押します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live664.png); - 利用可能な配信サイズ&br; -- ''標準モード: 800×600'' -- ワイドモード: 800×480 -- 正方形モード: 700×700 - フレームレートは推奨値が「''12''」です。([[規定値の範囲内で変更可>配信をはじめるには#compressopt]])&br; ''5.'' 「オーディオデバイス」をメインのオーディオデバイス(既定のオーディオデバイスに設定しているデバイス)に設定します。&br; ''6.'' 「オーディオライン」は「''ステレオミキサー''」またはそれと同じ機能を有するピンラインに変更します。&br; - ''[[ステレオミキサーの別名について>サウンド入力の設定#z01b20d4]]'' ''7.'' 「''ライブ ソース1''」の「キュー」を押して緑色にします。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live624.png); *** エンコード タブ [#v0405ba1] ''1.'' 「出力形式」を「Windows メディア」に設定します。&br; ''2.'' 「ビデオ」を「VC-1 メイン」に設定します。&br; ''3.'' 「オーディオ」を「WMA」に設定します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live625.png); *** エンコード タブ (ビデオ) [#ybc8b871] ''1.'' 「フレームレート」をSCFH DSFで指定した値と同じ値に設定します。([[規定値の範囲内で変更可>配信をはじめるには#compressopt]])&br; ''2.'' 「ビットレート」を「''320''」Kbpsに設定します。([[規定値の範囲内で変更可>配信をはじめるには#compressopt]])&br; ''3.'' 「幅」を上のSCFH DSFで設定した値に設定します。&br; ''4.'' 「高さ」を上のSCFH DSFで設定した値に設定します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live626.png); *** エンコード タブ (ビデオ/VC-1設定) [#l3f59d97] ''1.'' 「VC-1設定」を下記のように設定します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live627.png); *** エンコード タブ (オーディオ) [#s15ebad1] ''1.'' 「ビットレート」を「''48''」Kbpsに設定します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live628.png); *** エンコード タブ (前処理) [#pb42077e] ''1.'' 「デインターレース」を「''強制オフ''」に設定します。&br; ''2.'' 「サイズ変更品質」を「''二アレスト ネイバー''」に設定します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live629.png); Realtekの内蔵オーディオデバイスなどを使用していて、放送の音や声が小さくなりがちな場合は、&br; 「''音量調整''」をオンにして「''音量''」数値を上げることでブーストが可能です。&br; *** 出力 タブ [#z5343aa5] ''1.'' 「''ストリーミング''」をオンにします。&br; ''2.'' 「''パブリッシュポイント''」をオンにします。&br; ''3.'' 「場所」に「''http://放送枠のアドレス/''」と入力します。&br; ''4.'' 「''接続''」をクリックして「''接続済み''」と表示されればプッシュ接続のセットアップは完了です。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live632.png); ''5.'' 「''開始''」をクリックするとプッシュ接続を開始します。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live633.png); ** SCFH DSFの設定 [#k98fc0be] Expression Encoder が起動してからSCFH DSFを起動すると、&br; WMEでは「wmenc.exe」と表示されたリストに「''Encoder.exe''」が表示されます。&br; これを指定して「''OK''」ボタンを押してSCFH DSFを起動してください。 #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live634.png); ** 設定の保存 [#c068ed5d] 設定内容を保存するには「''ファイル''」から「''ジョブの保存''」をクリックして設定ファイル化します。&br; 今後は保存した設定ファイルから開くことではじめから設定された状態でExpression Encoderを起動できます。&br; #ref(http://kukulu.erinn.biz/img/live635.png);