FlashVideo版 kukuluLIVE について

FlashVideo版 kukuluLIVEの特徴

FlashVideo(FLV)版kukuluLIVEは、従来のWindowsMediaVideo(WMV)版と比べると、下記のような違い、および特徴があります。

  • エンコーダ
    • WMV(MMS)対応のエンコーダのかわりに、FLV(RTMP)対応のエンコーダが利用できるようになります。
    • FME、ffmpeg、XSplitなど、一般的な配信ツールのほとんどを利用可能です。
    • kukuluLIVE かんたんセットアップはFLV、WMVの両方に対応しています。取得している放送枠によって自動的に切り替えます。
  • 画質
    • H264/AVC(H264&AAC)が利用できるため、WMVと比べると圧倒的に高画質な配信が可能です。
    • H264やAAC以外のコーデックも自由に設定して使用できます。ビットレート、フレームレート、解像度に制限はありません。
      • * 制限はありませんが、配信者とプッシュサーバとの回線、視聴者側の回線などの兼ね合いがありますので、2Mbps以上はXsplitの帯域チェッカーなどを使用して限界を調べてから設定することをお勧めします。
  • ネットワーク
    • Flash(Flex)に内蔵のピアアシストネットワーク(RTMFP)によって視聴者に送信するため、kukuluLIVE DMECが不要です。
    • 視聴するだけで設定不要で意識することなく配信のミラーに協力でき、くくぽも溜まります。(2013/08/25実装済み)
    • プッシュサーバを大阪のIDCに設置しています。東京からのレイテンシはWMV版の半分です。(東日本向けに東京にも設置し自動的に振り分け予定)
  • プレイヤー
    • Flash(Flex)はPC環境ではほぼ全てのOS、ブラウザでサポートされています。(WMVに比べればLinuxやMacのサポートが手厚い)
    • 会社内や学校ではUDP(RTMFP)が使えない場合があるため、接続できない場合は自動的にRTMPで視聴します。
    • スマートフォン版や低帯域環境へは、独自のサーバサイド再エンコードされた映像を配信しますが、再エンコード無しの映像にも切り替えられます。
  • 付加機能
    • 独自の進化を遂げたkukuluLIVEの支援機能がWMVと同じくほぼ全て利用できます。

※そのまま利用したい方のために、WMV版もそのまま残す予定です。どちらかを選んで配信ができます。

現在認識している問題

不具合を発見された場合で、ここに掲載されていない場合はどしどしご報告ください。
  • [修正確認中] iOSで視聴できないことがある問題
    • 2013/08/26 23:10 修正しました
  • [解決済] 低画質版に視聴者が集中した場合、負荷分散が正常に動作しない
    • 2013/08/24 08:31 低画質版を専用サーバに切り分けて対応しました
  • [仕様] タイムシフトの記録がプッシュ接続時点から開始される
  • [仕様] 同一の配信を多重に起動して視聴した場合に新旧両方の視聴が一旦停止する
  • [対応済] かんたんセットアップでWindowsXPの場合にもOBS(XP非対応)を起動してしまう問題
    • Windows2000/XP環境ではffmpegで対応予定
    • 2013/08/23 13:00 かんたんセットアップのアップデートで対応しました
  • [解決済] エンコードに負荷が掛かったタイミングで高画質版の視聴が途切れる問題
    • 2013/08/23 02:21 修正しました
  • [解決済] オーディオがモノラルの場合、低画質版で音が出ず、バッファ地獄になる問題
    • 2013/08/23 08:21 修正しました
  • [解決済] Chrome内蔵Flash使用時に配信からプツプツ音がする問題
    • 2013/08/21 12:23 修正しました
  • [解決済] 早送りになったりフレームレートを正しく再生しない問題
    • 2013/08/21 12:23 修正しました
  • [解決済] 稀にプッシュ接続が切れても表示がされない問題
    • サーバサイドのアプリケーションインスタンスが受信と送信で別になっていることが主な原因、構造を改良します
    • 2013/08/20 06:08 修正しました
  • [解決済] StageVideoが使えない環境で音声だけで映像が再生できない問題
    • 2013/08/20 06:08 修正しました
  • [解決済] 長時間視聴するとFlash Pluginがクラッシュする問題
    • 2013/08/20 04:10 修正しました。単純なメモリリークが原因でした
  • [解決済] 長時間視聴すると映像がカクカクする問題(再接続で直る)
    • 2013/08/20 04:10 修正しました。単純なメモリリークが原因でした
  • [解決済] CBR設定でプッシュ接続時、低画質版のスタートアップに時間が掛かったり、iOSで配信が見れなくなる場合がある
  • [解決済] vps2.erinn.biz のプッシュサーバにプッシュ接続できない問題
    • 2013/08/12 20:25 修正しました
  • [解決済] 低画質版が想定ビットレートを超えてしまう問題
    • 2013/08/12 03:03 修正しました
  • [解決済] バッファチャージパーセンテージの表示がおかしい問題
    • 2013/08/12 03:11 修正しました
  • [解決済] 初期バッファが長い、視聴が切断しやすい等の接続安定性の問題
    • 2013/08/11 02:52 修正しました
  • [解決済] 高画質モードで定期的に映像が乱れる問題
    • ストリームの同期に関する問題
    • 2013/08/11 02:52 修正しました
  • [解決済] 高画質モードで稀に音が消える問題
    • 2013/08/10 13:02 修正しました
    • 修正できていないことを確認、再度調整中です
    • 2013/08/10 19:10 再度修正しました
    • 2013/08/11 02:52 再度修正しました
    • 2013/08/12 02:29 再度修正しました(不正なタイムスタンプを検知してアタッチしなおすようにしました)
  • [解決済] 低画質モードが正常に視聴できない問題
    • 2013/08/10 13:02 修正しました
  • [解決済] 低帯域回線で視聴中に他のアプリケーションに帯域が振り分けられない、マビノギが落ちる
    • 低画質モードを改良します。低画質モードはRTMPのみとし、上りを使わないようにします
    • 2013/08/07 04:46 新しい仕様に修正しました
  • [解決済] 低画質版で音が消える問題
    • ffmpeg側でDTSとPTSを書き換えてしまうのが問題
    • 2013/08/07 04:46 修正しました
  • [解決済] かんたんセットアップのオーディオ設定がエンコーダに正しく反映されない問題
    • 2013/08/06 14:44 修正しました (確認中)
  • [解決済] かんたんセットアップでMagicalBenchmarkScoreの結果をX264プリセットに正しく反映しない問題
  • [解決済] モバイルタイムシフトのパートが正常に残らず欠落する問題
    • 2013/08/06 12:49 修正しました
    • 2013/08/07 04:45 1パートのみの配信でモバイルタイムシフトが生成されない問題を修正しました
  • [解決済] 特定環境でプッシュ接続が切れやすい問題
    • サーバサイドのループバックセッションが切れることが原因(リアルタイムバッファー超過?)
    • 2013/08/06 12:49 修正しました
  • [解決済] タイムシフトで録画時間の表示が0分になる問題(再生には影響なし)
    • 2013/08/05 02:14 修正しました
  • [解決済] やっぱり初期バッファが長い問題
    • 2013/08/04 20:06 サーバサイドキャッシュを短くして、問題を解決しました
    • 2013/08/05 09:14 再度チューニングして問題を解決しました
  • [解決済] 配信に音が入らない問題
    • x264プリセットが高すぎると音が消える
    • 2013/08/02 23:21 かんたんセットアップv1711で修正しました
    • 修正できていないことを確認、再度確認中です
    • RTMFPの構造上の問題で、RTMPなどでは影響がないことを確認、タイムコードが前後することによる問題だと認識しています
    • 2013/08/03 23:53 再度修正しました
    • 2013/08/04 19:26 サーバサイドでエラーコードを修正する仕様に変更し、問題を解決しました
    • 今も極まれに消えることがあるのを確認しています。もっと綺麗にフィルタリングすればいいのでしょうが、極まれなので後回しします
  • [解決済] PC版タイムシフトのパートが正常に残らず欠落する問題
    • 2013/08/03 09:46 サーバサイドコードの欠陥、修正して対応しました
  • [解決済] 配信中に映像が乱れ、バッファが進行せず、新規視聴もできなくなる
    • ffmpegが高負荷になった段階で発生し、RTMFPキャスト側のみが動作しなくなり、RTMPキャスト側は正常に動作します
    • 2013/08/02 21:20 かんたんセットアップの内部エンコーダをOBSに変更しました
    • RTMFPの構造上の問題で、RTMPなどでは影響がないことを確認、タイムコードが前後することによる問題だと認識しています
  • [解決済] サイムシフトの一部パートが重複して録画される
  • [解決済] 配信のサムネイルが表示されない
  • [解決済] 放送を開始してもトップページに掲載されない
  • [解決済] 配信くくぽが付与されない

実装予定の課題

  • [実装済] 視聴者によるピアアシストネットワーク経由の送信(ミラー協力)に対するくくぽ付与
  • [実装済] オートタグ機能
  • [実装済] ハードウェアアクセラレーションのサポート
    • ChromeではPepperFlashの無効化が必要、その他のブラウザでは正常に動作しています
  • [進行中] プッシュサーバの増設
    • vps3.erinn.biz を追加しました
    • vps4.erinn.biz を追加しました
  • [開発中] 視聴プレイヤーにテロップをレイヤーで被せたり落書きができる新型テロップ機能
  • [開発中] AIR for Android/iOSによるスマホアプリ版クライアント
  • [開発中] Adobe AIRによるアプリ版視聴クライアント

動作確認の進捗

  • ○ WindowsXP/2000 (内蔵エンコーダffmpegで対応)
  • ○ Windows7 32/64bit (内蔵エンコーダOBSで対応)
  • ○ WindowsVista 32/64bit (内蔵エンコーダOBSで対応)
  • ○ Windows8 32/64bit (内蔵エンコーダOBSで対応)

放送枠の取得方法

引き続きFlashVideo版はテスト中ですが、利用登録がなくても利用できるようになりました。

下記の放送枠管理ページから放送枠が取得できます。

「通常放送枠(FLV)の取得」ボタンから取得してください。
従来同様、放送を開始してトップページに表示できます。

プッシュ接続の方法 (kukuluLIVE かんたんセットアップ)

最新版の「kukuluLIVE かんたんセットアップ」では、FlashVideo形式に対応しています。
FlashVideoの放送枠を取得してから「かんたんセットアップ」を起動すると、自動的にFlashVideoモードになります。

そのまま開始してください。KTEを使わないため若干UIは異なりますが特に操作せずに接続できます。

以降、放送枠を取得しない状態でセルフモード起動した際もFlashVideoモードに固定されますが、
WindowsMediaVideo形式の放送枠(テスト、通常)を取得していただくことで元のモードに戻ります。
設定のリセットを行った場合も元に戻ります。

プッシュ接続の方法 (その他のエンコーダ)

ビデオコーデックにはH264(1Mbps)を、オーディオコーデックにはAAC-LC(128Kbps)を設定してください。
コーデックやビットレートには一切制限がありませんが、ADSLなどで視聴が困難になる場合がありますので、
品質指定などの場合も含めて、最終的な実効ビットレートが2Mbpsを超えないようにしたほうが良いです。
なお、上記設定はそれ以外も使用できますが未検証です。

プッシュ接続先アドレスは、放送枠取得後の放送枠管理ページに「プッシュ接続先:」として表示されています。
下記の2行がプッシュ接続先情報になります。

  • 1行目 「rtmp://******/livepkgr/h******/」
  • 2行目 「livestream」

ffmpegの場合 ※動作確認済み

  • 出力先に「"rtmp://******/livepkgr/h******/livestream"」と指定してください。

FlashMediaEncoder(FME)の場合 ※有料版&無料版 動作確認済み

  • 「FMS URL」に1行目
  • 「Stream」に2行目を設定

XSplitの場合 ※無料版&有料版(Personal) 動作確認済み

Wirecastの場合 ※動作未確認

  • メニュー[放送]→ウィンドウ[放送セッティング]→タブ[放送]
  • [デスティネーション]に「RTMP Flash Server」を設定
  • 「アドレス」に1行目、「Stream」に2行目を設定

お寄せいただいた質問とその解答

Q. プッシュ接続できません。

「ストリーム名(プッシュ接続先の2行目)」が間違っていませんか?正しく記入していることを確認してください。
kukuluLIVE かんたんセットアップでは接続ができる場合はプッシュ接続先が間違っている可能性があります。

Q. 接続できても途中で映像が乱れたり、バッファが進行しなくなります。

プッシュ接続を切って再度つないでみてください。
kukuluLIVE かんたんセットアップなど、違うエンコーダを使ってみてください。

Q. モバイルタイムシフトが再生できません。

ビデオコーデックにH264、オーディオコーデックにAAC-LCを指定してください。
他のコーデックでも検証を希望される場合はお問い合わせください。

Q. 配信の音が消えます。

エンコードまたは帯域が設定に間に合っていません。
画質設定および実効ビットレートを下げてください。
それでも改善しない場合は「かんたんセットアップ」以外のエンコーダを使ってください。

Q. 設定がわからない、問題が生じた、等

このテスト版もリモートサポートの対象です。お気軽にお声がけください。
リモートサポートについてはこちら

Q. 配信環境に制限はありますか?

高ビットレートでの配信は光回線限定になります。
その他の回線ではCBRにしてビットレートを下げていただくか、WMV版をご利用ください。

Q. BGMや読み上げだけエコーがかかります

OBSにはステミキがもともと付属しているので、再生リダイレクトやステレオミキサーは不要です。
かんたんセットアップからは「マイク」だけを指定してください。
OBS側では変えないようにしてください。(どっちみちOBSの再起動が必要なため)

Q. ADSLや低スペックは切り捨てられるのですか?

まだテスト版なので快適に視聴できないかもしれませんが、
WMV版と選べる配信側はともかく、視聴者側に関しては「ADSLユーザーはお断り」なんてことはありません。
低画質モードを使用すれば従来のWMV版と同じだけの回線能力でもスムーズに視聴できます。
また、同じビットレートでもH264/AVCが使える分高画質化が望めますし、
FlashPlayerのハードウェアデコード機能を使えばCPU負荷も回避できるハズです。

Q. どうしてFlashVideoになったのですか?

kukuluLIVEの旧システムはミラーさんの協力無しには運用できなかったため、
ミラーさん(=マビノギプレイヤー)がいわば株主のようなもので、
ミラーさんの意図に反してリソースを浪費することになる「マビノギ以外の配信」に対する風当たりが強いと感じていました。

また、WMV9は古い規格でありx264などが使用できず、必然的に上限画質が決まっていましたし、
私が設計した似非P2P(DMEC)では伝送できる帯域でも限界がありました。

そこで、「マビノギ以外の配信」および「(WMVの規格上の制限を越える)高画質」を求める配信需要は、
ミラー無しでP2Pが利用できるFlashVideo形式に移行が必要であると判断しました。


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