Expression Encoder 3 を利用して配信する場合 †
Expression Encoder 3 は古くなりました。
これから設定する場合は Expression Encoder 4 を使用するようにしてください。
kukuluLIVE は Microsoft Expression Encoder 3 での配信に 2010/06/19 に正式対応しました。
どうしてもWMEを使いたくない変態さんは下記を参考に Expression Encoder 3 での配信をお試し下さい。
- Expression Encoder 3 を使うメリット
- 高負荷時の音消えバグが発生しません。
- プッシュ接続の開始が高速なため、接続・再接続を迅速に行えます。
- WMEは最大4CPUコアまでしか使えませんがこれは全てのCPUコアを使えます。
- デメリット
- よほどの高スペックでない限り、WMEに比べて画質が低くなります。
- よほどの高スペックでない限り、WMEに比べて画面がカクカクし、重くなります。
- WMEに比べて倍近くのCPU負荷がかかります。
ダウンロード †
Expression Encoder 3は無償版が無料でダウンロードできます。
有償版はMicrosoft Expression スイートに含まれており、これはコーデック「H.264/AVC」でのエンコードが可能です。
また、有償版も学生や教育関係者はDreamSpark プログラムにより、国際学生証(ISIC)取得費用だけでソフトウェアを利用できます。
配信目的であれば無償版で十分です。
- Microsoft Expression Encoder 3 (無償版)
Expression Encoderの設定 †
この解説はWMEの設定内容を元にして、Expression Encoderで行うべき設定について補足しています。
あらかじめWMEの設定方法についてお読み頂いた上で設定を行ってください。
ライブエンコードモードに移行 †
Expression Encoder を起動し、「ライブ エンコード」モードに移行します。
ライブソース タブ †
1. 「ライブ ソース1」を押して「ビデオデバイス」を「SCFH DSF」に設定します。
2. 「構成」ボタンを押して「キャプチャダイアログ」を開きます。
3. 配信画面のサイズとフレームレートを設定して、「OK」ボタンを押します。
- 利用可能な配信サイズ
- 標準モード: 800×600
- ワイドモード: 800×480
- 正方形モード: 700×700
3. 「サイズ変更モード」を「レターボックス」(SCFH DSFに拡大縮小を任せる)に設定します。
4. 「オーディオデバイス」をメインのオーディオデバイス(既定のオーディオデバイスに設定しているデバイス)に設定します。
5. 「オーディオライン」は「ステレオミキサー」またはそれと同じ機能を有するピンラインに変更します。
エンコードタブ †
1. ビデオの「コーデック」を「VC-1 メイン」に設定します。
2. 「ビットレート」を「300」Kbpsに設定します。(規定値の範囲内で変更可)
3. 「フレームレート」を上のSCFH DSFで設定した値に設定します。(規定値の範囲内で変更可)
4. 「幅」を上のSCFH DSFで設定した値に設定します。
5. 「高さ」を上のSCFH DSFで設定した値に設定します。
6. オーディオの「コーデック」を「WMA」に設定します。
7. 「ビットレート」を「48 kbps」に設定します。(規定値の範囲内で変更可)
8. 「ビデオの複雑度」を「最速 (0)」に設定します。
9. 「ノンインターレースモード」を「強制オフ」に設定します。
出力タブ †
1. ストリーミングの「パブリッシュポイント」をオンにします。
2. 「場所」に「http://放送枠のアドレス/」と入力します。
3. 「事前接続」をクリックして「接続済み」と表示されればプッシュ接続のセットアップは完了です。
4. 「開始」をクリックするとプッシュ接続を開始します。
SCFH DSFの設定 †
Expression Encoder が起動してからSCFH DSFを起動すると、
WMEでは「wmenc.exe」と表示されたリストに「EncoderUI.exe」が表示されます。
これを指定して「OK」ボタンを押してSCFH DSFを起動してください。